【2025年】アットテーブル主婦5000人アンケート 6月トピックス

@tableでは、毎月5,000名の主婦モニターに対して、各種催事や日々の暮らしについての独自調査を実施しています。
「父の日ギフト、8割の妻が『マンネリ化』を実感!」
~「選べる商品が少ない」「お酒以外で良いものがない」の声多数。新定番は「プチ贅沢グルメ」と「体験ギフト」か~
調査結果から見えた3つのホンネ
1.最大の敵は「マンネリ」。「意外な提案」を求める切実な声
父の日ギフト選びで最も多くの人が直面している課題が「マンネリ化」です。「毎年ワンパターンなギフトしか選べない」「男性の場合、贈り物がワンパターンになりがち」といった声が多数寄せられました。特に「季節が一緒なので、選択肢があまりない」という意見は、毎年同じ時期だからこその悩みを象徴しています。
生活者からは「意外な提案をしてくれるお店があると嬉しい」「マンネリ化打破のアドバイスを受けたい」など、新しい発見や選ぶ楽しみをサポートしてくれるサービスへの渇望がうかがえます。
《リアルな声》
- 「好みがうるさいのでどうしてもマンネリになってしまう。」(近畿・50代)
- 「男性の場合、贈り物がワンパターンになりがち。意外な提案をしてくれるお店などがあると嬉しい。」(首都圏・60代)
2.「母の日に比べて地味…」。“父の日格差”に寂しさも
次に目立ったのが、母の日との比較による不満です。「母の日に比べて選べる商品や特集が少ない」「母の日=カーネーションの様な定番がない」など、品揃えや象徴的なアイテムの少なさを指摘する声が相次ぎました。
また、「母の日はメッセージカードやデコレーションが可愛らしいが、父の日はそういうものが少ない」「売り場のコーナーが狭く、地味で盛り上がりに欠ける」といった演出面での“格差”も浮き彫りに。お父さんのための「特別感」のある演出が求められているようです。
《リアルな声》
- 「母の日に比べて選べる商品や特集が少ないと感じる。」(九州・20代)
- 「母の日に比べ、父の日の印象が薄いかなと思う。」(東海・60代)
3.「お酒一択」はもう古い?健康、美容、趣味…多様化する父親像に合わせたギフトを
「お父さん=お酒」という画一的なイメージでは、もはやニーズを捉えきれていません。「父は飲まないので選びにくい」「メンズ美容アイテムを増やしてほしい」といったように、個々のライフスタイルに合わせたギフトへの要望が高まっています。
特に、健康志向は大きな潮流となっており、「健康など考慮して毎年うなぎを送る」「身体の事を考えてアルコールの度数がなるべく低い品を選んだ」という声や、高齢の父親へ向けた「高級品の量を少なくして買いやすい高齢者向けの品がほしい」といった具体的なニーズも見られました。
さらに、「お酒とおつまみを選べるセット」や「子供が手作りで渡しやすいキット」など、パーソナライズできるギフトセットへの関心も高いことがわかりました。
《リアルな声》
- 「父の日ギフトだとお酒に絡んだものが多い。私の父は飲まない ので選びにくい事がある。」(首都圏・40代)
- 「メンズ美容アイテムを増やしてほしい。」(首都圏・30代)
- 「アルコールと品物(おつまみやグッズ)がセットになっている、もしくはセットをある程度選べる商品があると嬉しい。」(首都圏・50代)
まとめ:今後の父の日商戦のヒント
今回の調査から、父の日ギフト市場には「マンネリ打破」「母の日との差別化された特別感」「多様な父親像への対応」という大きなポテンシャルがあることが示唆されました。
今後は、定番のお酒や食品だけでなく、健康、美容、趣味といった個人のライフスタイルに深く寄り添う商品の拡充が鍵となります。また、選ぶ過程も楽しめるような意外な組み合わせの提案や、父の日だけの特別なラッピング、心に残るメッセージサービスなどを強化することで、生活者の満足度をさらに高めることができるでしょう。「モノ」だけでなく、家族で楽しめる「コト」の提案も、新たな需要を喚起する可能性を秘めています。
株式会社@tableでは、今後も消費者のリアルなインサイトを捉え、企業のマーケティング活動に役立つ情報発信を続けてまいります。
【調査概要】
- 調査名: 父の日に関するアンケート調査
- 調査時期: 2025年7月1日~ 7月8日
- 調査対象: 全国の20~79歳既婚女性 5,000名
- 調査方法: インターネット調査
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